2023年09月19日
モールトンMK3
こちらは買い付け前にお預かりした車両です。お客様が某オークションに落札し、モディファイ用の部品と一緒に持ち込まれたものです。
まずは分解しました。これを客様のご希望で各所モディファイするためにビルダーさんに送ります。
APBのキャリを取り付けたいとのご希望なのでフレーム加工が必要か仮付けしてみました。
なんと、ピッタリです。
TSR
2023年08月29日
1963年極初期タイプ モールトン Fフレーム デラックスー2
2023年08月21日
1965年 モールトン Fフレーム スピードー2
スターメイアーチャFW4速ハブの分解清掃、中は錆とグリスでコテコテで、ラチェットのスプリングが2本折れていました。
清掃しスプリングを新しいものと交換しました。
フロントハブの分解清掃、玉押しが他の物と交換されていました。これが少し大きくハブ本体と接触していたので、オリジナルの中古品と交換しました。
ペダルの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。
ブレーキキャリパーの分解清掃、錆が少し残りますが歪みなく問題ありません。
フロントの泥除けは白に上塗りされていましたが、下のメッキは悪くなさそうなので、スクレイパーで慎重に塗装を剥がしました。
錆は少しありましたが下手な刷毛塗よりましになったと思います。
かなり手こずりましたが、オリジナル塗装を保った状態で仕上がりました。
走った感じは各部問題なくしっかり走ってくれます。
他店で整備を断られてた、自分でやろうとして断念したなどのモールトンをあきらめないで下さい。このスピードのようにちゃんと走るようなります。
2023年08月07日
1965年 モールトン Fフレーム スピード
塗装に出しているデラックスがまだ上がってこないので下の画像の車両に取り掛かります。
オリジナル塗装でこの色はスピードしかありません。サイドのロゴも何とか想像できるくらいには残っています。
この車両はお客様がかなり前に英国にて購入されてそのまま倉庫に眠っていたそうです。これをオリジナル塗装を残しつつ仕上げて欲しいとの依頼です。
スイングアームピボット部を分解しようとしましたが油圧プレスを使用してもぬけません。スリーブとシャフトが完全に固着しているようです。仕方がないのでシャフトを切断してから再度油圧プレスを使用して分解?破壊しました。新しい部品を使用して組みます。
フロントフォークの分解ですが、こちらはかなり手こずりました。100台以上分解していますがこれが一番厳しかったと思います。画像の工具と電動ドリル、プライヤー、ドライバー油圧プレス、ゴムハンマーなどなど考えつくものを試してなんとか分解できました。最後油圧プレスで圧をかけているとバキッと音がしてレバーが軽くなった時はちょっと感動して思わず声が出ました。中古の良品を使用して組みます。
まだまだ出てきます。BBの分解清掃、こちらは分解するのは簡単でしたがこれでもかと言うくらい偏摩耗していました。中古の良品と交換します。
二日がかりで分解できました。
ヘッド周りの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。
タッチアップをして、折れていたアウターワイヤーガイドを取り付けてブレームが組み上がりました。
オリジナル塗装でこの色はスピードしかありません。サイドのロゴも何とか想像できるくらいには残っています。
この車両はお客様がかなり前に英国にて購入されてそのまま倉庫に眠っていたそうです。これをオリジナル塗装を残しつつ仕上げて欲しいとの依頼です。
スイングアームピボット部を分解しようとしましたが油圧プレスを使用してもぬけません。スリーブとシャフトが完全に固着しているようです。仕方がないのでシャフトを切断してから再度油圧プレスを使用して分解?破壊しました。新しい部品を使用して組みます。
フロントフォークの分解ですが、こちらはかなり手こずりました。100台以上分解していますがこれが一番厳しかったと思います。画像の工具と電動ドリル、プライヤー、ドライバー油圧プレス、ゴムハンマーなどなど考えつくものを試してなんとか分解できました。最後油圧プレスで圧をかけているとバキッと音がしてレバーが軽くなった時はちょっと感動して思わず声が出ました。中古の良品を使用して組みます。
まだまだ出てきます。BBの分解清掃、こちらは分解するのは簡単でしたがこれでもかと言うくらい偏摩耗していました。中古の良品と交換します。
二日がかりで分解できました。
ヘッド周りの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。
タッチアップをして、折れていたアウターワイヤーガイドを取り付けてブレームが組み上がりました。
2023年07月06日
作業中の自転車 1963年 極初期タイプ モールトン Fフレーム デラックス
今回は久しぶりの在庫車両の整備になります。
スイングアーム、フロントフォーク、マッドガードは塗装に出し、フレームは色合わせの為に一緒に持っていったので画像はまだありませんが白/青キューカラーで極初期のタイプとなります。
ヘッド周りの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。
フロントサスの分解清掃、固着、錆なく状態良好です。
リアスイングアームピボット部の分解清掃、固着なく状態良好です。
BBの分解清掃、かなり偏摩耗があったので状態の良いものと交換します。
スターメイアーチャFW内装4速ハブの分解清掃、油切れでしたが状態良好です。
オプションのスターメイアーチャダイノハブの分解清掃、外側は少し錆がありますが、中の状態は良好です。
ペダルの分解清掃、状態良好です。
オリジナルのGB MK3ブレーキキャリパーの分解清掃、歪みなく状態良好です。
あとは塗装が上がってくるのを待ちます。
スイングアーム、フロントフォーク、マッドガードは塗装に出し、フレームは色合わせの為に一緒に持っていったので画像はまだありませんが白/青キューカラーで極初期のタイプとなります。
ヘッド周りの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。
フロントサスの分解清掃、固着、錆なく状態良好です。
リアスイングアームピボット部の分解清掃、固着なく状態良好です。
BBの分解清掃、かなり偏摩耗があったので状態の良いものと交換します。
スターメイアーチャFW内装4速ハブの分解清掃、油切れでしたが状態良好です。
オプションのスターメイアーチャダイノハブの分解清掃、外側は少し錆がありますが、中の状態は良好です。
ペダルの分解清掃、状態良好です。
オリジナルのGB MK3ブレーキキャリパーの分解清掃、歪みなく状態良好です。
あとは塗装が上がってくるのを待ちます。
2023年06月13日
作業中の自転車 1990年 アレックスモールトン AM5ー3
スプロケットとチェーンはお客様と相談して薄歯に統一することに、ワイヤージョイントも相談して今後ワイヤー交換が楽なタイプに交換となり部品注文で時間が経ってしまいました。
画像は1990年頃のAMに採用されているジョイントのブレーキレバー側ですが、インナーケーブルをイモネジで固定するタイプではなくインナーケーブルを加工しなければなりません。今後交換するときに手間なのでジョイントは交換することになりました。
部品も届き作業終了となりました。
試乗した感じ、とても軽快でwワイヤーのスターメイアーチャ 5スター内装5速も快調に変速してくれます。
ポジション的には長距離は厳しいかもしれませんが、お買い物ポタリングには最高の1台ですね。
画像は1990年頃のAMに採用されているジョイントのブレーキレバー側ですが、インナーケーブルをイモネジで固定するタイプではなくインナーケーブルを加工しなければなりません。今後交換するときに手間なのでジョイントは交換することになりました。
部品も届き作業終了となりました。
試乗した感じ、とても軽快でwワイヤーのスターメイアーチャ 5スター内装5速も快調に変速してくれます。
ポジション的には長距離は厳しいかもしれませんが、お買い物ポタリングには最高の1台ですね。
2023年06月03日
作業中の自転車 1990年 アレック スモールトン AM5-2
スターメイアーチャ5スター内装5速ハブの分解清掃、画像を撮り忘れて作業途中のものとなってしました
この辺も最近整備されたようで中はきれいで、グリスしかもDAと思われる粘着性の高いグリスをふんだんに使用しされていました。これだとちょっと動きが悪くなるかなと思います。また、スタンド上で変速レバーがうまく動かなかった原因と思われる部分がありました。画像2枚目は組み上げるときに部品の順序と向きを間違えないように撮影したものですが、この部分のワッシャーの組み込み順序が違っていたようです。これが原因ならありがたい。
その他スプロケットが厚歯用のものが組まれていてもちろんチェーンも厚歯用でした、そしてフロントはそのまま薄歯です。
この辺りはお客様と相談して決めたいと思います。
フロントハブの分解清掃、摩耗少なく状態良好です。
前後ブレーキキャリパーの分解清掃、歪みなく状態良好です。
2023年06月02日
作業中の自転車 1990年 アレック スモールトン AM5
今回はこちらの車両、お客様が持ち込まれたAM5です。フロントタイヤのエアーが入らない以外は外観上きれいな車両です。
スタンド上でWワイヤーの内装5速を試しましがあまり調子は良く無さそうです。調整してもシフトレバーが途中で動かなくなってしまいます。分割用のジョイント部を外してテンションをかけてレバーを操作すると問題なくレバーは作動してくれます。あまりうれしくはありません。
まずは分解しました。最近整備されているようでグリス類もきれいな状態でした。
フロントサスの分解清掃、固着なく摩耗少なく状態良好です。
ヘッド周りの分解清掃、摩耗少なく状態良好です。
BBの分解清掃、摩耗少なく状態良好です。
リアサスの分解清掃、摩耗少なく状態良好です。
フレームが組み上がりました。
2023年05月25日
作業中の自転車1965年モールトン Fフレーム スピードー2
長くお待たせしていたスピードの塗装が上がってきたので作業を開始します。
ヘッド周りの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。
フロントサスの分解清掃、かなり錆びついていましたが分解して清掃しました。ナイロンベアリングが割れていましたので交換しました。
これでフロント部のガタが解消されます。
リアスイングアームピボット部の分解清掃、固着なく状態良好です。
BBの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません
リアスターメイアーチャFW4速ハブの分解清掃、それなりに摩耗していますが問題ありません。
フロントハブの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。
前後ブレーキキャリパーの分解清掃、錆が少し残りましたが歪みなく問題ありません。
再メッキしたマッドガードも取り付けました。
はい、作業終了です。
試乗した感じは以前より断然スムーズで快適に走ってくれます。
2023年05月20日
作業中の自転車 1965年 モールトン Fフレーム スピード6ー3
2023年05月06日
作業中の自転車1965年 モールトン Fフレーム スピード6-2
MK3の作業が終わり塗装が上がってきたスピード6の作業を再開します。
フロントサスの分解清掃、固着なく状態良好です。
ヘッド周りの分解清掃、摩耗少なく状態良好です。
BBの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません
リアスイングアームピボット部の分解清掃、ブッシュはつぶれていたので新品を使用、他は問題ありません。
一部の特別なモデルに採用されている調整式リアダンパーの分解清掃、状態良好です。
ワイヤーガイドも取り付けてフレームが組み上がりました。
貴重なシクロP2モールトンモディファイのディレイラーの分解清掃、問題ありません。
前後ハブの分解清掃、摩耗少なく状態良好です。
ペダルの分解清掃、摩耗少なく状態良好です。
2023年05月05日
作業中の自転車1970年 モールトン MK3ー2
2023年04月12日
作業中の自転車1970年 モールトン MK3
2023年04月03日
作業中の自転車 モールトン Fフレーム サファリ
こちらの車両、貴重なモールトンサファリです。以前スイングアームの修理などをした車両です。
今回はピボットシャフト交換、チェーンリング交換、外装変速機の取り付けとなります。
ピボットシャフト以外はお客様が探して送ってくれました。実はこれとても助かります。
走行中にスイングアームピボット部のナットが外れて落としてしまたようです。シャフトが抜けてスイングアームが落ちる事はない(シャフトとクランクが接触するので)のですが危険なのは変わりありません。
実はこのシャフト前回の整備で気づいていたのですが、シャフトの両端がカットされて短くなっていました。コストがかかるのでしっかり絞めれば大丈夫かと思いそのまま使用したのですが、これがあだとなってしまいました。大反省です。
シャフト&ナットを新品に交換しました。もちろんこの部分の工賃はいただけません。
お客様よりピボットシャフトの交換作業と一緒に外装変速機の取り付け、チェーンリングの交換などをとのこです
サファリは内装4段変速ですが、これに外装変速2段を取り付けて8段変速にするオプションが設定されていました。
画像をわすれましたが、ガタガタだったプーリーを交換したりブラケットを削ったりの作業をして取り付けが終了しました。
作業が終了しました。カッコいいですね、試乗しましたがさす当時のオプションと同じジャイアントロボ?とかいう古いディレーラーですからスパスパ決まるわけではなく、ガラガラガッシャんとのんびりした変速になりますがこれも”味”でしょうか。もちろん実用範囲内です。
2023年03月21日
作業中の自転車 1990年 アレックス モールトン AM7ー2
2023年03月16日
作業中の自転車1990年 アレックスモールトン AM7
スピード6,スピードと塗装に入っている間に、こちらの車両にとりかかります。2月末に納車の為に待ち合わせた素敵なカフェのオーナーが最近手に入れたもの、まだ手付かずの状態で、当日持ち帰りできるならオーバーホールをとのお話を頂きました。
全体に状態は良さそうですがすべての回転部分がかなり固くなっていました。たぶん長期放置車両だと思います。
分解しました。各部固着や錆はなく状態良好です。
フロントサスの分解清掃、摩耗少なく状態良好です。
リアサスの分解清掃、固着なく、ラバーのへたりもなさそうです。
ヘッド周りの分解清掃、かなり固くなっていましたが、特に問題はありません。
BBの分解清掃、それなりの摩耗はありますが、しっかり調整は出ました。
フレームが組み上がりました。
2023年03月15日
作業中の自転車1965年 モールトン Fフレーム スピード
スピード6を塗装に出したので、今回はこちらの車両の作業に入ります。お客様より昨年11月にオーバーホール依頼でお預かりして春頃までにとのお言葉に甘えていました。
フロントサスは久しぶりに悪戦苦闘しましたが無事に分解ができました。フロントサスの錆びつきは部は研磨してグリスたっぷりで組めば問題ありません。
分解していて気付いたのですが、元色は明るい赤、そうですスピードの専用色だったようです。
お客様よりお預かりしたときにスタンダードなのに4速なんですと疑問を持たれていまいしたがスピードは4速ですから納得ですね
この事をお客様に伝えるとせっかくだから剥離塗装してスピードにとの事です。
剥離途中で元色が散見され、マッドガードもメッキが確認されました。やはり元はスピードだったようです。全体に錆が少なく状態良好です。折れていたワイヤーガードやスタンド取り付けのための穴を埋めて塗装屋さんに持ち込みます。先のスピード6もあるので少しお時間を頂きます。
2023年03月07日
作業中の自転車1965年 モールトン Fフレーム スピード6
今回はこちらの車両、貴重なモールトンスピード6です。昨年9月に英国へ行った時に知人がバラバラの状態で売りたいとのこと、分解して梱包する手間も省けるので2つ返事で買いました。
元色はイエローですね、オリジナルのヘッドマークを救出しました。再塗装がされている車両は通常は買いません、だって何か理由があっての再塗装、錆や凹みがあって当たり前ですが、レアなモデルは別です。さて剥がしたらどうなってるかな?
剥がしてビックリ、錆がほとんどなく予想以上に状態が良好です。前オーナーは単に紫が好きで塗ったのかな
今日塗装に出してきました。もちろんイエローで仕上げます。
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2023年03月01日
作業中の自転車アレックスモールトンAMスピードー2
デュラエーススプロケットの分解清掃、摩耗なく状態良好ですが、、、、
そしてもう一つの問題が上の画像、デュラエースのハブ&スプロケットにカンパのディレイラーを合わせるための滑車みたいですが、こんなのカッコ悪と思ったのは僕だけではなく新オーナーも同じ意見です。で色々調べてみました。9速用のデュラエースハブにはカンパ互換性のスプロケットがあったようですが、このスピードのハブは10速専用なのでこれは使用できないらしい。どうした物か?ネットで調べるとみなさん色々工夫されているようです。僕はスペーサーを入れることを選択しました。組んではテストを繰り返して実用レベルまで調整ができました。
再生できない場合、ダウンロードは🎥こちら
たまにミスりますがまずまずかと、
自宅周辺は雪が残っていたので街まで降りて試乗してきました。走りはさすがスピード、スピードが出ます。シフトも極稀にミスする程度なので許容範囲かと思います。
紅白のAMスピードが完成しました。
後日新オーナーと一緒に30kmほど走りましたが全く問題なしとの事、安心しました。