

二月も半ばを過ぎ、春が近づいてきましたがロケットストーブは、実用化までにはまだまだ改良しなけばなりません。上の画像は、現状の外観です。安い既製のストーブの上に、1トウ缶と煙突で作ったヒートライザーを乗せて、煙突を下へ上へと引き回して最後に横引き1mに縦引き1mを付けた状態です。この最後の1m縦引きで劇的に燃焼は改善しました。よくロケットストーブは排気を押し出す力が強いので横引きのまま外に出してもいいとか、縦引きは短くていいとか書かれているのを見ましたが、私のストーブに限っては違いました。実際に2階で使用するとなると、既存の煙突を使用するのでもっと煙突の引きが強くなると思われます。室内の煙道を複雑にして排気熱を回収できるかなと期待してます。
この状態で、いろいろ小細工をしながら燃焼実験をしています。現状はというと、、、

画像のように薪(約3kg)をいっぱいに積めて、燃焼させると、、、、、

ヒートライザー上端の鉄板を取るとこのように炎が噴出すほど燃えてくれます。でも3kgの薪でどのくらい燃焼してくれるかというと、炎が噴出すのは最初の30分程度、そのあとだんだん下火になり約1時間後には風前の灯と化し、1時間30分後には、ちょろちょろ燃えているだけです。もともと燃費の良いストーブが欲しくてハマッテしまったロケットストーブなのに、思ったほど良くないかもしれません。ちなみに、現在私が2階で使用している薪ストーブは、いろいろ手を加えて14時間で35kg程度を消費して、寝る前に薪を2~3本入れておくと、翌朝、熾が少し残って天板の温度が70~100℃です。

この間、煙の色はほとんどなく、デッキ下に出した煙突の上、天井部分は水滴がついています。燃焼状態はいいのだと思っています。ちなみに、全開燃焼時の各部の温度は、ストーブ本体上面300~400℃、ヒートライザー上の鉄板200~300度、下引きした煙突の最下段付近150~200℃、最後の縦引きした煙突50~80℃、この時の体感は隙間だらけガレージでも近くでは熱いくらいです。実際に2階で使用するとなると、もうすこし燃焼を抑えた方が、燃費もよくなるんではと思っているのですが、実は、現状では全開燃焼中は制御不能です。薪の投入量で制御しなければなりません。ストーブ本体にドリルで穴を開けただけの空気取り込み口ではあたりまですかね。

この画像が1時間45分後、ここで薪を投入すれば再び炎を上げて燃えてくれます。一度ストーブの温度を上げておくと、適当に薪を投入しても良い燃焼を続けてくれます。この点はありがたく、ガレージでの暖房としては有用です。
今の私の工作知識、技術、道具では限界を感じてきたので、第2ステージとして、ヒートライザーにかぶせる煙道(カバー)を注文してしまいました。さて、ここで一気に投資額が多くなってしまいます。効果があるといいなー。
posted by コーヒー色 at 13:28|
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