
AMシリーズに設定されていたサンヨーダイナパワーが装着されていました。後ろがセンタープルのブレーキになっていたのは、多分この為だと思われます。ブレーキを固定するボルトを利用してダイナパワーも固定されています。

リアの変速は外装6速となっています。MK3を外装化するとシートステー下部とチェーンが干渉して苦労させれれます。過去に僕がやったのはシートステーを凹ませて逃げを作るか6速用ハブ(OLD125mmくらい)に5速を組み込むとかですが、この車両はチェーンが干渉すところをカットしてからきれいに処理をしています。

この車両を預かった時はヘッドライトはついていませんでした。でもフレームにはヘッドライト用に台座が直付けされています。ヘッドライト用の配線も残っていたので、在庫を探してみると、”何て事でしょう” ピッタリなのが見つかりました。ダイナパワー用のヘッドライトで、以前BoAのミーティングに行ったときにファクトリーブースでいくつかのダイナパワーを購入したときについてきたものです。使用されていた痕跡がありブラケットも加工されていて、このMK3にピッタリフィットします。
もしかして、この車両から外されたもの? そんなことはないと思いますがなんとも不思議

ペダルの分解清掃。AM2用がついていました。状態良好です。

ほぼ完成しました。あとはサイドロゴをいれるだけです。
試乗した感じは古い部品をそのまま使用しているので特別感はありませんが軽快に走ってくれます。
この車両はMK3ライトウエイトのプロタイプとして作られ、その後普段使いに使用されていたようです。部品構成などから最後に手を入れられたのは80年代でしょうか、距離計、バックミラー、電装類などが追加されていて実用的に仕上げられてとても英国的に思えます。