2023年08月29日
1963年極初期タイプ モールトン Fフレーム デラックスー2
ほぼ2カ月かかってスイングアームの補修と塗装から帰ってきました。画像のメインフレームはオリジナル塗装のままで、他は近似色で補修塗装をしました。
さっそくフレームを組み上げて、
整備済みの部品を組み上げて、はい完成です。
試乗した感じは、軽快で変速の作動もスムーズです。もちろんオプションのスターメイアーチャダイノハブ(ハブダイナモ)でライトも点灯します。
近々ホームページにアップします。
2023年08月21日
1965年 モールトン Fフレーム スピードー2
スターメイアーチャFW4速ハブの分解清掃、中は錆とグリスでコテコテで、ラチェットのスプリングが2本折れていました。
清掃しスプリングを新しいものと交換しました。
フロントハブの分解清掃、玉押しが他の物と交換されていました。これが少し大きくハブ本体と接触していたので、オリジナルの中古品と交換しました。
ペダルの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。
ブレーキキャリパーの分解清掃、錆が少し残りますが歪みなく問題ありません。
フロントの泥除けは白に上塗りされていましたが、下のメッキは悪くなさそうなので、スクレイパーで慎重に塗装を剥がしました。
錆は少しありましたが下手な刷毛塗よりましになったと思います。
かなり手こずりましたが、オリジナル塗装を保った状態で仕上がりました。
走った感じは各部問題なくしっかり走ってくれます。
他店で整備を断られてた、自分でやろうとして断念したなどのモールトンをあきらめないで下さい。このスピードのようにちゃんと走るようなります。
2023年08月07日
1965年 モールトン Fフレーム スピード
塗装に出しているデラックスがまだ上がってこないので下の画像の車両に取り掛かります。
オリジナル塗装でこの色はスピードしかありません。サイドのロゴも何とか想像できるくらいには残っています。
この車両はお客様がかなり前に英国にて購入されてそのまま倉庫に眠っていたそうです。これをオリジナル塗装を残しつつ仕上げて欲しいとの依頼です。
スイングアームピボット部を分解しようとしましたが油圧プレスを使用してもぬけません。スリーブとシャフトが完全に固着しているようです。仕方がないのでシャフトを切断してから再度油圧プレスを使用して分解?破壊しました。新しい部品を使用して組みます。
フロントフォークの分解ですが、こちらはかなり手こずりました。100台以上分解していますがこれが一番厳しかったと思います。画像の工具と電動ドリル、プライヤー、ドライバー油圧プレス、ゴムハンマーなどなど考えつくものを試してなんとか分解できました。最後油圧プレスで圧をかけているとバキッと音がしてレバーが軽くなった時はちょっと感動して思わず声が出ました。中古の良品を使用して組みます。
まだまだ出てきます。BBの分解清掃、こちらは分解するのは簡単でしたがこれでもかと言うくらい偏摩耗していました。中古の良品と交換します。
二日がかりで分解できました。
ヘッド周りの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。
タッチアップをして、折れていたアウターワイヤーガイドを取り付けてブレームが組み上がりました。
オリジナル塗装でこの色はスピードしかありません。サイドのロゴも何とか想像できるくらいには残っています。
この車両はお客様がかなり前に英国にて購入されてそのまま倉庫に眠っていたそうです。これをオリジナル塗装を残しつつ仕上げて欲しいとの依頼です。
スイングアームピボット部を分解しようとしましたが油圧プレスを使用してもぬけません。スリーブとシャフトが完全に固着しているようです。仕方がないのでシャフトを切断してから再度油圧プレスを使用して分解?破壊しました。新しい部品を使用して組みます。
フロントフォークの分解ですが、こちらはかなり手こずりました。100台以上分解していますがこれが一番厳しかったと思います。画像の工具と電動ドリル、プライヤー、ドライバー油圧プレス、ゴムハンマーなどなど考えつくものを試してなんとか分解できました。最後油圧プレスで圧をかけているとバキッと音がしてレバーが軽くなった時はちょっと感動して思わず声が出ました。中古の良品を使用して組みます。
まだまだ出てきます。BBの分解清掃、こちらは分解するのは簡単でしたがこれでもかと言うくらい偏摩耗していました。中古の良品と交換します。
二日がかりで分解できました。
ヘッド周りの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。
タッチアップをして、折れていたアウターワイヤーガイドを取り付けてブレームが組み上がりました。