塗装に出しているデラックスがまだ上がってこないので下の画像の車両に取り掛かります。

オリジナル塗装でこの色はスピードしかありません。サイドのロゴも何とか想像できるくらいには残っています。
この車両はお客様がかなり前に英国にて購入されてそのまま倉庫に眠っていたそうです。これをオリジナル塗装を残しつつ仕上げて欲しいとの依頼です。


スイングアームピボット部を分解しようとしましたが油圧プレスを使用してもぬけません。スリーブとシャフトが完全に固着しているようです。仕方がないのでシャフトを切断してから再度油圧プレスを使用して分解?破壊しました。新しい部品を使用して組みます。

フロントフォークの分解ですが、こちらはかなり手こずりました。100台以上分解していますがこれが一番厳しかったと思います。画像の工具と電動ドリル、プライヤー、ドライバー油圧プレス、ゴムハンマーなどなど考えつくものを試してなんとか分解できました。最後油圧プレスで圧をかけているとバキッと音がしてレバーが軽くなった時はちょっと感動して思わず声が出ました。中古の良品を使用して組みます。

まだまだ出てきます。BBの分解清掃、こちらは分解するのは簡単でしたがこれでもかと言うくらい偏摩耗していました。中古の良品と交換します。

二日がかりで分解できました。

ヘッド周りの分解清掃、摩耗ありますが問題ありません。

タッチアップをして、折れていたアウターワイヤーガイドを取り付けてブレームが組み上がりました。
posted by コーヒー色 at 21:37| 長野 ☁|
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