2018年05月10日

作業中の自転車1963年モールトンFフレームスタンダード/i-2

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少し前後しますが、スイングアームのピボット部固着です。普通はプラハンで叩くとシャフトは抜けるのですが、今回はWハンマーで強めに叩いても抜けませんでした。画像ではわかりづらいのですが、左側、スイングアームとフレーム側との間に少し隙間があります。これは、スリーブとシャフトが固着していて、一緒に動くのでスイングアームが押されて広がっています。このまま叩き続けるとスイングアームが歪んでしまいます。さらに、フレーム側にも損傷が及ぶこともあります。過去の苦い経験からここで作業を中断しました.
お客様と相談してこの分はシャフト、スリーブ、ブッシュを交換してでも治したいとの事でしたので、思い切って作業ができることになりました。ダメもとでCRC漬けにして1日置いてから、ちょっと小細工して再度シャフトをたたいてみました。もちろんシャフトが使えなくなることを前提にしています。ラッキーな事にシャフトが抜けてくれました。これでお客様の負担が少し軽くなります。

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はい、無事スイングアームが取れてすっきりしました、

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ヘッドパーツ、状態良好です。
フロントサス、上側のリング状のブッシュがフォークの歪みに合わせて削られています。これは、要交換かもしれません。スプリングはグリス切れだったのとフォークの歪みのため部分的にこすれて摩耗していますが、問題なさそうなのでこのまま使用します。あと、リターン側の短いスプリングが欠品していました。これは在庫の中古部品を使用します。フロントサスの受け金具に塗料が載っているのとサス内部のグリスがほぼなかったのとで、この部分も分解しないて塗装したと推測できます。
BB,年式相応の摩耗がありますが問題無さそうです。
スイングアームのピボット部、シャフトは叩いた時に変形したので交換します。スリーブは磨いて再使用します。ブッシュは問題ないのでそのまま使用します。

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フレームと同じ63年製のスターミーアーチャAW3速のハブ、ベアリング部はしっかりグリスが入っていましたが内部はオイル切れでした。摩耗、錆びなく状態良好です。

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フロントハブ、年式相応の摩耗がありますが問題ありません。
ペダル、こちらも摩耗はありますが問題ありません。

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ブレーキキャリパー、少し錆が残りましたがきれいな方です。

これで分解清掃、油脂類交換、調整は終わりました。
お客様と相談してフロントフォークを交換することになったので、塗装に出したフロントフォーク待ちとなります。

posted by コーヒー色 at 20:21| 長野 ☀| Comment(0) | カテゴリ無し | 更新情報をチェックする